ケガをしている鳥がいます。どうすればいいですか?(庭に…、公園に…、道路に…など)
野生動物の保護については、以下のような考え方に基づいて行っております。 ・命のつながり
野生動物の多くは寿命がつきる前にほかの生き物に食べられたり、ケガや病気で命を落とします。
そして、野外でなくなった命を食べて、また多くの命が育っています。
野生動物はそうした命のつながりの中で生きています。 ・ペットとは違うもの
野生動物は人と暮らしているペットとは違い、もともと、人をこわがって暮らしています。
人がふれようとすると、体を動かせるかぎり逃げようとします。
つまり、人が保護しようとすることによって野生動物にはストレスがかかってしまいます。 ・けがをした野生動物を保護すること
野生動物は、自然のままに生きていくのが本来の姿であり、自然の中での出来事については見守ることが基本です。
傷ついた動物を助けたいと思う気持ちは大切ですが、彼らが生きていく環境そのものを守ることについて考えていただければ、より大きな保護につながります。
ただし、人為的な理由でけがを負ったものや、数が減って保護が必要な野生動物に関しては、状況によって保護を行っています。保護した後、埼玉県が指定している傷病野生鳥獣保護診療機関により診察や治療を行い、その後放鳥等をします。
更新日:2023年03月27日