平成30年度活動報告
ふかや緑の王国は、多くのボランティアに支えられています。 毎月の王国整備を初め、「梅まつり」・「森の音楽祭」・「あかり展」などの王国を活かしたイベント の開催など、市民の皆さんに喜んでもらえるような活動が活発に行われています。 緑の王国は自然の大切さや素晴らしさを再発見し、自然と人間が共生できる街づくりを目指す 施設です。 ボランティア一同、「市民がつくり 市民が守り育てる 市民の森」を目指して活動しています。 この自然と笑顔に溢れた場所で王国ボランティアの皆さんと一緒に活動を行ってみませんか? 都合がつく日に参加する形で、自由に活動に参加していただいております。 ぜひ、王国に見学に来てみてください。
2019年3月
春風に乗って運ばれてきた花粉が、ふんだんにわたしたちの鼻孔を刺激する3月。梅園には種々の色の梅が咲き揃い、平日も休日も多くのお客様が訪れます。2日(土曜日)、3日(日曜日)には恒例の梅まつりが行われ、あいにく二日目は雨に降られてしまいましたが、両日併せて1万2千人の来場者がありました。雨天の中わざわざきてくださった方々、ありがとうございました。 だんだん雑草も生え始め、除草作業も多くなってきました。また、ふかや村の水車小屋の屋根が古くなってしまったので、杉の皮を剥いで新しく葺くという作業も行っていきます。
市内在住の方から鯉のぼりの提供が相次いでいます。大きさや個数を把握しています。
杉の皮を剥ぐ作業
バールなど鉄の棒をあて、ハンマーで先端を叩きながら少しずつ剥がしていきます。
3月2日(土曜日) 3日(日曜日) 第11回梅まつり
見事に咲いた梅を背景に、食べ物や花の販売で盛り上がりました。
スモークツリー植樹
スモークツリーガーデンのシンボル、スモークツリーが枯れてしまったので、「彩の国みどりのサポータークラブ活動支援」の制度にのっとり、埼玉県からスモークツリー苗木の提供を受けました。3月22日のボランティア活動で植栽を行いました。
新しいスモークツリーが王国にやって来て、ボランティアさんも大喜びです。
ジャガイモの種まきを行いました。輪切りにし、断面に灰をつけて定植していきます。(上の写真三枚) トウモロコシを蒔くため、畑にマルチを敷いています。これを敷くことで、種を蒔く位置をはっきりさせ、また周囲に草が生えるのを防ぎます。決められた部分にマルチをセットし、引っ張るだけで敷くことができる便利な機械で、合わせて11列敷きました。(下の写真3枚)
ヒーリングガーデンの整備風景
2019年2月
立春を過ぎ、暦の上では春になりましたが、赤城おろしに吹きまくられ、骨の芯からの寒さを痛感させられる2月がやってきました。風に震え、時には(そうならないことを願うばかりですが)雪にも降られる季節ですね。枯れた植物の抜根や落ち切った落葉の除去作業など、片付け仕事の多い時期ですが、ふと梅園に目を転じれば、もう何本もの梅が開花を迎えています。これから咲こうとする蕾を見れば、春よ早く来い、と期待も膨らみますね。
ヒーリングガーデン整備作業
サステナブルガーデンに芝生を敷いています。
竹林整備作業
サンクンガーデン除草
(下)梅まつりで販売する花の寄せ植えを、花仲間さんたちがつくっています。
通用門付近の駐車場にトラロープを張りました。(下も)
新しく園内に立てる樹名板に錆止めのペンキを塗っています。
第11回梅まつり準備
あいにくの雨天でしたが、出来る範囲の準備を行いました。当日は梅がよく見えるように晴れるといいですね!
2019年1月
ふかや緑の王国をいつまでも続く書物に例えれば、12枚目のページがめくられることとなりました。満で言えば11年目ですね。 寒さは続きますが、まずは1月6日の初顔合わせで、お互いに新しい年を迎えられたことを慶び合い、今年の活動の抱負を披露し合いました。 昨年も落ち葉銀行でたくさんの落葉が回収され、それを踏み固めて腐葉土を作る作業も行いました。寒さから花や植物を守るため上からシートや防護布をかけるといった冬ならではの活動も一部のガーデンで行いました。
正門入ったところの側溝の掃除をしています。落葉が落ち切った今の時期に毎年行っている活動です。(下も)
植物を寒さから保護するシートをかけています。(フローラガーデン)
あれっ、凧を揚げている人が・・・
写真コンテスト投票風景
竹林整備
山野草ガーデン整備。植物にやや日差しが当たる程度に落葉をかき分けました。(下も)
ローズガーデン整備
2019年1月6日(日曜日)ボランティア初顔合わせ・王国自然クラブと繭玉づくり、どんど焼き
1月6日、新年初めてボランティアさんが一堂に会する「初顔合わせ」を行い、今年一年の活動の抱負を参加者で確認しました。 終了後、王国自然クラブの繭玉づくりに参加し、その後どんど焼きも一緒に行いました。
カイコの繭玉に見立てた米粉を丸め、木にさします。
さっき丸めた繭玉。どんど焼きの火や炭火で焙り、砂糖醤油をつけて食べると、なかなか美味しいものでした。
どんど焼き・・・役目を終えた正月飾りや書き初めを中に入れ燃やします。その火にあたると一年健康で過ごせると言われています。
2019年1月18日(金曜日) ボランティア総会・餅つき大会
昨年一年の決算報告などを行いました。その後新年らしく餅つき大会を開き、杵をふるってくれた方もいました。お餅はこの日参加してくれた皆さんのお腹に収まりました。
腐葉土づくり
昨年も市内の「預金者」の方々よりたくさんの落ち葉が寄せられ、ボランティア活動の一環で、専用の窪みに落ち葉を投入し、薬剤を入れ踏み固めるという作業を数回に分けて行いました。 二年後に腐葉土として、搬入していただいた皆さんにお返しします。
硫酸アンモニア(硫安)を入れ、水を混ぜ踏み固めます。
腐葉土づくりは緑の王国の冬の風物詩的な光景ですね。
思わずダイブしたくなってしまうその気持ち・・・よくわかります。(硫安撒いてあるけど)
ブルーシートでふたをして、これにて終了。
2018年12月
12月の活動は他の月と比べると回数はやや少ないですが、やることは様々あります。これだけたくさんの樹々があるので、落葉掃きはもちろんのこと、枯れた草花の抜根や実を落とした後の果樹の剪定、そうそう、忘れてはならない漬物づくり。今年もいろいろなことがあったなあ、と過ぎゆく一年を顧みながら、休憩時間にはよもやま話に花が咲くのです。
12月8日(土曜日) バードハウスコンテスト(鳥の部)の設置会が行われ、この日は4組の応募者の皆さんが王国内をめぐり、各自気に入った場所に、自分の製作したバードハウスを取り付けました。北風が強いので、南向きに取り付けないと鳥が入ってくれないとか。
果樹園の剪定作業中です。
足を踏み外さないように注意してくださいね。
畑から抜いた大根を日当たりのいい場所に干して乾かし、ある程度水分が抜けた状態で三叉に切れ目を入れ、また同じ場所で乾かします。最初はしゃっきりしていた大根が、ふにゃり、くにゃくにゃとなって、最後はカラカラになってしまう過程は面白いものです。漬けあがった大根は活動の休憩中美味しくいただきます。
2018年11月
夏はあんなに暑かったのに、11月になるとしっかり寒くなるのだから季節の移ろいとは大したものです。この季節になると除草の心配はあまりいらなくなりますが、今度は落葉の後始末が日常茶飯になってきますね。加えて緑の王国では「秋の王国フェスタ」として、「紅葉ライトアップ・あかり展」と「秋まつり」の二大イベントが行われ、寒さに負けず活動に励みました。
王国内のあちこちのガーデンでは冬の花の植栽を行いました。
サクラソウの植栽を行っています。きれいに咲くといいですね!(下も)
2018年11月3日(土曜日) いもいも収穫体験
今年も人気イベント「いもいも収穫体験」を開催しました。普段土に触れる機会の少ない方も、自分で掘り出したお芋を食べて寒い冬を乗り切りましょう!
収穫の前にサツマイモの葉を落としています。
2018年11月10日(土曜日)、11日(日曜日) 深谷市産業祭
今年も「ふかや緑の王国」として出店させていただきました。メカタでどんぐり体験やボランティアさんの育てた花苗の販売で二日間とも賑わいました。特にフローラガーデンで咲き誇っていた千日紅を用いたリースは飛ぶように売れ大人気だったようです!
2018年11月16日(金曜日)~18日(日曜日) 紅葉ライトアップ・あかり展
2018年11月24日(土曜日)、25日(日曜日) 秋まつり
あかり展では岡部小学校の児童のみんなが描いてくれた燈籠を組み立て、王国内の通りに配置します。またひろばに異国の街並みを再現するために陶器のセッティングを行いました。
あかり展準備風景
何度見ても心ときめく光景ですね。
秋まつり準備風景 職場体験中の幡羅中学校の生徒も活動に参加してくれました。
秋まつり本番風景
長蛇の列を成した芋煮を作っています。大きなしゃもじに大きな鍋。壮観です。
炭焼き体験も行いました。「炭」の知識が頭の「すみずみ」まで行きわたりましたか?
今回も大好評だったものづくり体験。身近な素材から生まれる感動に、大人も子供も大満足です。
秋まつりでは驚きの価格で販売した王国産大根。畑から引き抜き漬物用によく洗い、日当たりのいい場所で乾燥させからからになるまで太陽光に委ねます。冬の訪れを実感させる光景です。出来上がった漬物は休憩のお供としていただきます。
2018年10月
様々なイベントが始まる10月が今年もやってきました。まずは音楽祭。昨年はあいにくの雨天でしたが、今年は曇り空から強い日差しへと変わり、王国の自然のあちこちから音楽が響く素晴らしい時間となりました。秋の視察研修では蓼科・八ヶ岳方面へ向かいました。
10月14日(日曜日) 第10回森の音楽祭
(最初の三枚は準備風景です。)
音楽祭当日。正午からは10周年イベントとして唱歌「故郷」を歌いました。
10月18日(木曜日) 白駒池・蓼科ピラタス視察研修
雨が心配されていましたが、いい天気に恵まれました。歩く場面が多かったですが、日ごろのボランティア活動で鍛えられているのか?皆さんの健脚ぶりに職員も驚嘆。
10月25日(木曜日)、26日(金曜日) 上柴東小学校3年生環境学習
5月に王国内で撮影した場所が、約半年経った後どうなっているかを確かめました。 また、葉っぱを組み合わせて自由に仲間をつくるプログラムも楽しみました。 ボランティアさんからも王国の豊富な自然からも、たくさんのことを学べたかな!?
2018年9月
9月も暑さが続き、台風の襲来もありましたが、順調に活動を続けることができました。 相変わらず耐える気配のない野草とのたたかいに、活動場所によっては蚊の総攻撃に遭うこともありましたね。 暑さは次第に和らぎ始め、草花の美しさに改めて気づく時期かもしれません。来月からは森の音楽祭にあかり展、秋まつりとイベントシーズンが到来します!
大根の種まきです。
こちらはカブ。
正門の掲示板を修繕しました。上部のひさしを改装し、草が生い茂り近づきにくくなっていたので足元に枕木を敷設しました。これで掲示物が見やすくなりますね!
台風のあとは落下した枝の回収作業。なにせ広くて木だらけなので、リアカーもたちまち満杯になってしまいます。 木を隠すのは森の中、とは言うものの、落ちている枝は一本も見逃しませんよ!
焼き物作り
あかり展で異国の街並みを再現する、陶芸用粘土によるお家作りもボランティア活動の一環です。今年初めて挑戦する方もいましたが、みなさん陶芸家として一家を成しているのでは!? 作品の出来栄えはぜひあかり展に足を運んで確かめてください。
2018年8月
「体調に気をつけて、危ないと思ったら、無理をしない」 暑い夏場は野外で何をするにしても忘れてはいけないことですね。少し活動するだけでも汗が止まらない!なんてことも珍しくない8月でした。木のオブジェづくり体験やどじょうのつかみ取り体験といった多くの人をお迎えするイベントもありましたが、熱中症や事故等もなく、無事乗り切ることができました。
どじょうのつかみ取り体験
8月11日(土曜日) どじょうのつかみ取り体験が行われました。 今年もたくさんの子どもたちが参加してくれました。
準備風景
木のオブジェづくり体験
8月2日(木曜日) 木のオブジェづくり体験が行われました。子どもたちの夏の思い出づくりをお手伝いしました。
2018年7月
梅雨は短くとも、しっかりと草は生えてきます。7月は暑さに時折音を上げながらもあちこちのガーデンや畑に生えた草を一緒にむしりました。 7月26日にはキッズプログラム&ピザづくり教室が行われ、参加者の皆さんそれぞれの製作のお手伝いをしました。
このポップコーンがどうなるかというと、、、秋まつりのお楽しみです!
(下の写真は里芋の除草風景)
キッズプログラム&ピザづくり教室
2018年7月26日(木曜日)、キッズプログラム&ピザづくり教室が行われました。 「枝で仲間をつくる」、「石で仲間をつくる」、「鏡の花畑(万華鏡)」の三つのグループに分かれて製作しました。材料の組み立て方、機材や道具の使い方などを、夏休みを迎えたばかりのキッズ達に丁寧に教えました。
2018年6月
今年の梅雨は過去最速で明けてしまい、夏は例年以上の猛暑だとか。どんな予報が出たところで深谷の夏は暑いに決まっていますが、いつもより過酷な暑さだと言われれば、さすがに身構えてしまいます。 ボランティア活動も、暑熱と蚊の襲来(それにハチ)との闘いの日々が始まりました!田植えの準備や畑での芋の定植など、これからのイベントに備えた活動も増えていきます。 くれぐれも救急車のお世話になることのないよう、体調管理には注意して活動に励んでくださいね!。
畑にサツマイモの苗を植えています。
雨で外の活動ができなかったので、温室の廊下でコスモスの種まきをしています。
6月9日(土曜日) 米作り体験(田植え)
晴天の下、多くの方々に参加いただき、ふかや村の田んぼで田植え体験が行われました。
(事前準備風景・上の写真) 田んぼの泥を均す代掻きを行っています。水を吸った泥が重くて意外と体力を使う作業です。
牧場ガーデン整備
竹垣の修繕
2018年5月
5月に入ると、急に緑の王国はその名前らしく緑を増してきたように感じられます。でもこの緑の中には、ちょっと厄介な緑も混じっていて(もしかしたら大半かもしれませんが)、そう、雑草です! 雑草などと言うと昭和天皇のお叱りを受けそうだから野草と言い換えましょうか。でも、これに付き合っていくのは大変です。以前幸田文の随筆を読んでいたら「爪がへるほど草をむしった」という意味のことが書いてあって、その表現の妙に感嘆したものですが、よくもまあ、頼みもしないのに次から次へと草は生えてきます。 ボランティアの皆さんも、文字通り「爪がへる」思いで、草むしり中心の活動に励んでくださっています!
緑の王国でボランティア活動をすると、草退治(草刈りを含む)の技術が向上します。
5月18日(金曜日) 群馬県沼田市・川場村視察研修
今年の視察研修は沼田市を中心に向かいました。沼田城址公園。青龍山吉祥寺、田園プラザかわばに足を運びました。
5月24日(木曜日)、25日(金曜日)上柴東小学校環境学習
二日間、二クラスに分けて、今年も環境学習が行われました。子どもたちは、木から落ちた実から発芽する「実生苗」採取と、王国内の樹木の季節による変化を確認するための写真撮影を、ボランティアさんと協力しながら取り組んでいました。
2018年4月
平成30年度もいよいよ幕を開けました。厳しい冬の寒さを抜け一息ついたところで、もう気温が上昇し、はや夏か、と思ってしまうほどのいい陽気が続いています。王国の木々も青々と春を満喫し、再生の季節の到来を目で、肌で感じることができます。 4月の大きなイベントは15回目を迎えた花フェスタ。市内、市外を問わず足を運んでくれた多くのお客さまをお迎えしました。
端午の節句を意識して、王国ひろばにこいのぼりを泳がせることにしました。リールをケヤキに取り付ける作業中です。それにしてもよくあんな高いところに登れるなあ…
この写真ではちょっと小さいですが、巨大なこいのぼりが広大な広場にはためく光景はなかなかのものです。ぜひ訪れてみて下さい。
第15回ふかや花フェスタ
4月28日(土曜日)、29(日曜日)の両日、城址公園で第15回花フェスタが行われました。 緑の王国ブースにもたくさんの方が来てくださいました。
更新日:2023年04月02日