カイノキ

更新日:2023年03月27日

カイノキ(楷の木)

ふかや緑の王国のカイノキ

(ふかや緑の王国で撮影)

学名:Pistacia chinensis 別名 :楷樹、ランシンボク

【科名】 ウルシ科 カイノキ属

*雌雄 異株

【形態】 落葉 高木、羽葉複葉

東アジア温暖地自生

樹高:15~20m

【花期】 4~5月 雌花紅色

【果実】 赤い球形果実、房状

【特記】 孔子の墓所「孔林」に弟子の子貢が植えたこの木が代々植え継がれている。また、各地の孔子廟にも植えられている。このように孔子と縁が深いことから、「学問の聖木」、「孔子の木」と呼ばれる。

「名前の由来」 直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから、楷書にちなんで名付けられたとされる。

 

カイノキの伝来

樹木大図説では、「カイを日本に入れたのは白沢保美林学博士である。大正四年(1915年)三月博士が山東省に出張の際、孔林を訪ひ、墓上に生じていた老楷の根本に落ちていた種子を拾ひあつめこれを持ち帰り、林業試験場で下種し幼苗を作り、これを各地に頒布された、日本で孔子廟といはれるところ- 湯島聖堂を初め -には必ずこの樹あり、博士の下目黒の旧邸、林業試験場にもあり・・・」としている。この1株が、渋沢栄一翁の飛鳥山邸に植えられたとのこと。

*「中の家」の庭にカイノキが植栽されており孔子の墓所の孫木にあたるそう

**深谷市内には渋沢栄一記念館、はじめ八基小学校、藤沢中学校に植栽されている。

*ふかや緑の王国の王国通りに植栽されています。 雄株のため、4月雄花が咲きますが,実を付けません。

渋沢栄一記念館のカイノキの果実

果実(渋沢栄一記念館で撮影)

渋沢栄一記念館のカイノキの雌花

雌花(渋沢栄一記念館で撮影)

ふかや緑の王国のカイノキの雄花

雄花(ふかや緑の王国)

カイノキの葉

葉(「植物雑学事典」より)

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