藍の生葉染め体験

更新日:2023年03月27日

2020年7月30日(木曜日)、ふかや緑の王国にて「藍の生葉染め体験」を行いました。 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、参加者を例年の半分にし、マスク着用をお願いした上で実施しました。(対応する職員・ボランティアさんもマスクを着用して行いました。)平日の日中ということもあってか、参加者は3人と小さな規模でしたが、他の人との充分な距離を確保でき、またお互いの進捗状況を確認しあいながら進めることができ、とてもいい教室となりました。自然の素材で自然の色に染める面白さを味わっていただけたかと思います。 当日の様子を以下で詳しく見ていきましょう。 なお、綿製品を持ってきた人と、絹製品を持ってきた人とで、若干作業工程に違いがあります。

藍の収穫

1、まずは藍の収穫から。バケツが一杯になるくらい(約200グラム)収穫します。根元から刈り取りましょう。

茎と葉に分ける

2、茎と葉を分けます。葉には汚れや虫がついていることがあるので取りましょう。茎は捨てます。

葉を洗う

3、葉をザルにまとめ、汚れを落とすためによく水で洗います。

葉をネットに入れ量をはかる

4、葉をザルから200グラム取り、洗濯ネットに入れます。水にぬれているので、250グラム程度取ると良いです。

模様をつける

5、ここで簡単に行える模様つけをしましょう。布の中に割り箸を入れ、周りを輪ゴムでぐるぐる巻いていきます。さて、どんな模様に染まるでしょうか。

水でぬらす

6、(絹持参者)布を水でよく濡らして絞ります。 ※ここから絹持参者と綿持参者で作業工程に違いが生じます。共通の作業の場合は(共通)と表示します。

ネットの中で葉をちぎる

7、(共通)藍の葉をネットの中で細かくちぎります。なるべく細かくした方がよく液が出ます。

染色液を作る

8、(共通)染色液を作ります。水2リットルを入れたバケツにちぎった葉を入れたネットをつけ、葉をすりつぶすようにして15分間よくもみます。

絞り具合の目安

8-2、この写真のように、抹茶を泡立てた時のような見た目になるくらいまで絞れるとベストです。いい色に染まります。

薬液を入れた中に綿をひたす

9、(綿持参者)ソーダ灰、ハイドロという薬剤を静かにバケツに投入し、5分ほど放置します。 その後布が空気に触れないように気をつけながら、染色液に20分間ひたします。

染色液にひたす

10、(絹持参者)絹は薬剤は使わず、そのまま染色液に布をひたし、20分間待ちます。

よく絞って酸化させる

11、(絹持参者)20分経ったらバケツから取り出し、よく絞って空気にさらします。

空気にさらす

12、(絹持参者)物干し竿に干すなどして15分間空気にさらし、酸化させます。これで藍色に布が変化していきます。

染色液から出す

13、(綿持参者)20分経ったら同じくバケツから取り出し、絞ります。

10分ほど空気にさらす

13-2、(綿持参者)10分ほど空気にさらします。バケツから出した直後は黄色でしたが、どんどん酸化して藍色に近づいているのがよくわかります。

オキシドールにひたす

14,(絹持参者)オキシドール溶液に5分間ひたします。

最後に水洗い

16、(共通)最後によく水洗いします。

模様の染まり具合と記念撮影

今回の教室では、事前準備として模様のつけ方を参加者の方に通知しましたが、実際に布に模様をつけて教室に臨んでくれた方もいました。どんな感じに染まったのか、見てみましょう。

糸止め

糸を縫い付けて作る模様です。繊細な感じに出来上がりました。輪ゴムが簡単ですが、このやり方でもきれいに模様がつけられます。

染まり具合

5の工程で見た模様の染まり具合です。もっとよく染まると、輪ゴムで縛った部分がきれいに蜘蛛の巣状の模様となります。

記念撮影

染まった布を手に記念撮影。夏の青空のような爽やかな藍色に染まりました。

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