夏空のような澄んだ空の色! 藍の生葉でシルクのポケットチーフを染めてみよう!
2019年8月18日(日曜日)、「夏空のような澄んだ空の色! 藍の生葉でシルクのポケットチーフを染めてみよう!」と題した「藍の生葉染め体験」が行われました。 王国の畑の一画で栽培した藍を使って毎年行われている教室です。 今年は、まず参加者全員でシルク製のポケットチーフを染色し、その後、参加者の方各自が事前に決めた「自分で染めたいもの」を染めるという形式で行われました。帽子やTシャツ、タオルにエプロンなど、それぞれ藍色に染められて新しく生まれ変わることができたようです。 当日の教室の模様を以下に順を追って見ていきましょう。
1、シルクのポケットチーフ編
1、最初に藍を収穫。一人約200グラム。
2、葉と茎をちぎって分けます。
3、藍の生葉と水をませた染色液を作り、水分を含ませたシルクのハンカチを浸します。
4、約15分間空気に触れさせ酸化させます。 その後オキシドール溶液に浸します。
5、水の色が透明になるまでよく洗います。
6、よく絞ってから干して乾燥させます。
2、各自で持参した布編
1、生葉をちぎります。
2、水と藍の生葉を混ぜた染色液に薬剤(ソーダ灰、ハイドロ)を混ぜます。
3、水分を含ませた布を染色液に浸し、約3分間待ちます。
4、約10分間空気に触れさせて酸化させます。
5、水でよく洗い、日に当てて干します。
さて、肝心の染まり具合は・・・?
最初に参加者全員で染めたシルクのポケットチーフです。きれいに染まりました。
こちらも爽やかないい色になりました。模様もおしゃれです。
帽子。まだ途中経過ですが、よく色を吸収しています。
大物のエプロン。ほぼ全体にムラなく色が染みています。
これはお見事。雪の結晶のように模様がちりばめられて、とても涼しい感じがします。
自然の素材を使ってこんなきれいに染色ができるとは驚きです。微妙にそれぞれ色調が違うのも面白い結果となりました。
更新日:2023年03月27日