市長記者会見発表内容概要(令和3年3月)

（注）令和2年8月の市長定例記者会見より、試験的に手話通訳を導入しています。

深谷市教育委員会では、長期欠席や不登校の傾向がある児童生徒を支援するために、現在、教育研究所に適応指導教室として昼間の『いきいき教室』と夜間の『いきいきナイトスクール』を開設し、そして、各公立中学校には教室復帰を目指して学習する場である『アプローチ教室』を開設しております。 アプローチ教室は、各中学校の余裕教室を活用して、学習の場を設置し、学校総合支援員が学習支援をおこなっております。このような中、近年、全国的な傾向として小学校における不登校児童が増加しており、深谷市においてもその割合は、平成28年と令和3年を比べると5倍になっております。そのような課題へ対応するために、令和3年度から、『アプローチ教室』を小学校にも拡大し、小学校1校に開設します。 この取り組みにより、夜間の『いきいきナイトスクール』から昼間の『いきいき教室』へ、『いきいき教室』から学校内の『アプローチ教室』、そして『アプローチ教室』から通常の『教室』へと、長期欠席や不登校となった児童生徒が段階的に教室復帰をしていく支援をさらに推進していきます。

近年、通常の学級において特別な教育的支援を必要とする子供が増えてきており、子供の『困り感』に寄り添う学校の姿勢が求められております。これまで特別支援学級には『特別支援補助員』を配置してきましたが、通常の学級においても学習面や生活面における適切な教育を推進するための環境整備が急務となっております。 平成24年度に国が調査した『通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』のデータでは、全国で6.5％、埼玉県で10.7％、そして、深谷市においても6.5％の児童が『特別な教育的支援を必要とする』という調査結果が公表され、この数値は年々増加傾向にあります。 このようなことから深谷市では、『障害のある子供も障害のない子供も可能な限り同じ場でともに学ぶことができる』とする『インクルーシブ教育』の理念を踏まえ、子供の『困り感』に寄り添い、支援を行う『インクルーシブ支援員』を小学校に新たに配置することにいたしました。 令和3年度は小学校3校に一人ずつ配置し、その後も段階的に増員し、5年間で各小学校に一人ずつ配置していく予定です。 この取り組みにより、『誰もが可能な限り同じ場で一緒に学べる』よう、今後も適切な支援を行ってまいります。

深谷市では例年、4月下旬に『ふかや花フェスタ』を実施しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、今年度開催することは困難な状況であることから、開催を中止しました。 そこで、今年度は、『ふかや花フェスタ』に替わる事業として『ふかやフラワーウイーク2021』を開催いたします。 実施期間は4月19日 月曜日 から25日 日曜日 までの7日間で、会場は『ふかや緑の王国』、『深谷グリーンパーク・パティオ』、『市役所本庁舎』、『深谷公民館』の4か所の公共施設となっております。4つの会場には花の装飾やパネル展示などを行い、各施設を訪れた人々に楽しんでいただくとともに、オンライン配信を活用した取り組みを展開するなど、関係団体と連携しながら『花のまち ふかや』の魅力を広く発信してまいります。 詳しい内容としましては、各施設に花の装飾や花のフォトスポットの設置、深谷の花に関する情報、『学校花・はなプラン』やアダプト団体などの活動を紹介したパネルを設置してまいります。これについては、別紙のイメージ図をご参照いただきたいと存じます。 そして、『ふかや緑の王国』では、『ガーデニングコンテスト』の作品を展示いたします。コンテストの投票については、来場者に投票してもらうほか、オンラインでの投票も実施いたします。またガーデニング教室を期間中の毎日、『ふかや緑の王国』 もしくは『深谷グリーンパーク』で開催いたします。 こちらについては、事前の申込み制により少人数で実施いたします。その他、各施設に花を装飾した様子や『オープンガーデン花仲間』のお庭の映像をオンラインで配信するほか、『JAふかや』に協力していただき、『ふかやの花』をオンライン販売する予定です。 そして、フラワーウイーク期間中は私をはじめ、副市長、教育長や担当職員、そして市役所本庁舎総合案内の係員が、ユリの花のコサージュを胸に付けて、『ふかやの花』のPRと市民へのおもてなしに努めてまいります。 なお、フラワーウイーク期間中の4月19日 月曜日 から23日 金曜日 までの毎日、午前10時から午後2時まで、市役所本庁舎1階のレンガコリドーとピロティにおいて『農業王国ふかやマルシェ＆コリドーカフェ』を同時開催いたします。ぜひご来場ください。 新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまなイベントがこれまでと同様には行えない状況ですが、感染症の拡大防止対策をしたうえで、市民に喜んでいただけて、さらには深谷市の魅力が発信していけるようなイベントを考えていきます。