市長記者会見発表内容概要(平成26年5月)

更新日:2023年06月02日

【迅速な対応】大雪による農業被害への対応

市内の農業被害がじん大であったことを受け、問い合わせ窓口の設置や被災農業者に対する説明会の開催、廃ビニール等の受け入れなど、随時、被害を受けた農業用ハウスなどの施設の再建・修繕と撤去に関する支援に取り組んでいますが、補助申請の要望量調査を実施した結果、要望量の総額が、約147億2,400万円にのぼりました。

市としましては、農業被害に対応するため、当初約72億8,500万円を予算計上しておりましたが、要望量調査の結果を受け、補助の手続きが滞ることのないように迅速に対応をするべく、急きょ補正予算を組むことといたしました。補正額は、約68億5,000万円です。内容としては、経営体育成支援事業費補助金として、約67億6,000万円と、市で受け入れている廃ビニールなどの処分・運搬費として、約9,000万円です。経営体育成支援事業費補助金の算定については、農業用ハウスなどの再建費用の増大が見込まれるため、市・県・国の補助の合計額を10パーセント上乗せした、 約140億4,500万円と当初の予算額、約72億8,500万円との差額となっております。

このほかに、市で受け入れている廃ビニール等の処分・運搬費については、当初、約4,100万円を予算計上し、廃ビニールなどの処分を行っておりますが、今後の処分量を考慮し、これに対応すべく、約9,000万円を計上いたしました。

なお、補助申請は、これからになりますが、申請を受けて、各被災農業者の補助額が定まってくることとなります。また、市では1日でも早く農業被害からの復興を図るため、農産物のキャンペーンを計画中であり、今月の28日には、都内のスーパーマーケットの店頭で、深谷産の野菜即売キャンペーンを行う予定です。

【新たな取り組み】市民協働事業提案制度

深谷市では、市民の皆さまと一緒に力を合わせてまちづくりを進める「協働のまちづくり」を推進しております。これまでも、さまざまな形で協働を進めてきましたが、時代の変化の中で、ニーズも多様化しており、数多くの課題を解決するには、今後一層、市民の皆さんのお知恵とお力が必要になってきます。そこで深谷市では、市内で活動している団体の皆さんから、その課題を解決する事業を募集することといたしました。この制度は、団体の皆さんが日ごろ感じている市の課題や、現在市が実施している事業の問題点に対して、「私達なら、このように解決できる。」とお考えいただいたことをご提案いただき、その後、事業実施に向けて団体と市が一緒に取り組んでいこうとするものです。

募集期間は、6月2日(月曜日)から7月31日(木曜日)で、提案内容の審査を経て、来年度実施を目指します。また、ご提案いただく事業のテーマにつきましては、『行政テーマ』と『市民テーマ』の2つを設けております。『行政テーマ』は、市があらかじめ設定したテーマで、資料にあります5件を皆さんにご提示し、それぞれの課題について解決する事業を募集します。『市民テーマ』は、その他自由なテーマについて、課題と解決策をご提案いただきます。

ぜひ、たくさんの提案をお寄せいだたき、市と団体の皆さまとの対話、連携が広がることで、市内を活性化し、深谷の元気をつくりたいと考えております。

【深谷市独自】深谷市医師育成奨学生の募集開始

深谷市内の病院に勤務する医師の確保を目的に、平成23年度に創設した深谷市医師育成奨学金貸与制度に基づき、本年度も4期生となります深谷市医師育成奨学生の募集を行います。まず、奨学金貸与制度の概要でございますが、本制度は、医師として活躍するに十分な素質と明確な目的意識を持つ大学の医学部生に対して奨学金を貸与するものです。奨学生には、医師国家試験に合格した後に、深谷赤十字病院に一定期間勤務することを奨学金返還免除の要件としています。本市の制度の特色は、医学部受験前の高校3年生および高校を卒業したかたなどに対して、本市が医学部在籍中の6年間にかかる学費等について全額貸与することを受験前に約束している点です。これにより、受験生および受験生のご家族の経済的な不安を取り除き、医師への道を進みやすくしています。また、将来深谷赤十字病院に一定期間、医師として勤務したときには、貸与した奨学金の返還が免除される制度となっています。

次に、本年度の奨学生募集の概要でございますが、募集人員は2名とし、募集期間は7月1日から17日までです。応募資格は、現在高校3年生および高校を卒業したかたなどで、将来、深谷赤十字病院に勤務する意志があるかたであれば、全国から応募できます。奨学生の選考方法ですが、本年8月上旬に一次選考を、10月中旬に二次選考を経て、受験シーズンが本格化する前の10月下旬には、奨学生を決定する予定です。募集要項の公表を6月1日から市ホームページに掲載します。

【県内初】『総合的校務支援システム』の整備・充実

市では、このほど市内の公立小・中学校において、指導要録や調査書などについても電子化できる総合的な校務支援システムを確立いたしました。これは、教職員の事務的業務の負担を軽減し、子どもと向き合う時間をしっかりと確保できるようにすることを第一の目的とするものです。平成25年度は、校務用コンピュータの入替に合わせ、公立中学校全10校、小学校7校を整備し、今年度は、残りの小学校12校で整備を行い、全ての公立小・中学校において整備を完了します。この校務支援システムでは、名簿や出欠席、成績などの一元化された情報を、通知表や指導要録などに反映し、活用できるようになっています。また、中学校においては調査書も作成できるようになっております。

平成25年度に整備した学校の教員にアンケートを行った結果から、年間で1人あたり平均46.4時間を軽減することができたという結果が得られました。今後も、システムの更新により生み出された時間を、教職員が子どもと向き合う時間として充実した教育活動ができるような体制づくりを進めて参ります。

【毎年大好評】第30回フウリン草・さつき展

八基地区の風物詩ともなっているフウリン草・さつき展を、5月30日(金曜日)から6月1日(日曜日)まで開催いたします。フウリン草は、栽培が難しく、過保護でも放任でも良い花は咲かないと言われており、子どもを手塩にかけて育てるのと非常に良く似ているといわれております。このことから、八基地区青少年健全育成会では、フウリン草展を、青少年健全育成会事業として、昭和60年に始めてから今年で30回を数え、自治会をはじめ地域ぐるみの特色ある取り組みとして開催しています。昨年は、市内外から約3,000人ほどの入場者を数えました。季節の風物詩といえる行事として例年、好評をいただいております。また、丹精を込めて栽培した彩り豊かなフウリン草・さつき展を行うとともに、ふかや市商工会による物産販売を同時開催し、深谷名物「煮ぼうと」や地場産の花や野菜の販売も行います。皆さんのご来場をお待ちしております。

お問い合わせ先

秘書課
〒366-8501
埼玉県深谷市仲町11-1
電話:048-574-6631
ファクス:048-574-8531

メールフォームでのお問い合せはこちら