風しんの予防に努めましょう!

更新日:2023年03月27日

 平成25年に全国的に流行した風しんですが、平成30年7月より、首都圏を中心に風しんの患者数が増加しています。妊娠中の女性が風疹に感染すると、胎児がウイルスに感染し、難聴や白内障、心疾患などの病気をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。また、大人がかかると重症化しやすいため、予防対策が必要です。

風しんとは

 風しんウイルスによっておこる感染症で、一般的には「三日はしか」と呼ばれています。

風しんウイルスは、感染した人の咳、くしゃみ、飛まつ(唾液のしぶき)などによって感染し、潜伏期間はだいたい2~3週間です。感染しても明らかな症状が出ることがないまま、免疫ができてしまう人もいるようです。一度感染し治癒すると大部分の人は終生免疫を獲得します。

主な症状は発熱、発疹、リンパ節の腫れなどです。子どもではまれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人から5,000人に1人くらいの割合で発生することがあります。大人がかかると発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことも多く、

また、妊婦(特に妊娠初期の女性)が風しんにかかると、胎児に感染して先天性風しん症候群(生まれつきの難聴、白内障、心疾患等)の児が生まれることもあります。

風しんは予防接種で予防可能な感染症です

  • 急な全身性の発疹や発熱などの症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 予防接種が最も効果的です。

定期予防接種対象者は早めに接種しましょう。

麻しん風しん定期接種対象者

対象年齢・時期
第1期 1歳~2歳未満まで
第2期 小学校就学前の1年間

 

 

(明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある、又は抗体が陽性であると確認できたかたを除きます)

  1. 妊婦のかたの配偶者、子ども、及び同居の家族のかた
  2. 10歳代後半から40歳代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高いかた)
  3. 産褥早期の女性

妊娠中は予防接種を受けることができません。また、予防接種後2~3か月は避妊が必要です。

 

埼玉県風しん抗体検査事業を実施中

埼玉県では風しん抗体検査が無料で受けられる事業を行っています。 詳しくは下記、埼玉県ホームページをご覧ください。(申込書や請求書の様式がダウンロードできます。)

お問い合わせ先

保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
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