平成29年度指揮活動審査会(花園消防署)

更新日:2017年10月4日

打ち合わせ風景

 消防活動の指揮は、火災をはじめ、様々な災害現場において、要救助者を救命し、苦痛を緩和し、安全な場所に救出または誘導し、また災害の被害を軽減するためのあらゆる手だてを講じることを最も安全に効率的に行うために部隊を運用することにあります。

 消防の部隊は、災害に直接作用する隊からそれらの隊を支援する隊など、それぞれの任務に応じた部隊があり、深谷市消防本部では指揮命令系統の早期確立、災害に応じた適切な部隊運用を行うため、日々訓練に励んでいます。

 この審査会は日頃の訓練成果を確認するものであり、深谷署、花園署の2署にある指揮隊がそれぞれ訓練を実施しました。

 実災害に即した訓練想定が付与され、出場前に指揮隊3名で指令内容、災害種別及び出場部隊の確認を行います。指揮隊の人員編成は、指揮本部長、情報員、通信員の3名編成です。

出場途上

 指揮は消防活動の核心であり原動力であるため、事態に対処するときは、冷静、沈着、旺盛な責任感と確固たる信念に基づいて部隊を統率し、効果的に遂行しなければなりません。

 訓練では、出場途上に現場の模様が写真にて付与され、活動方針を決定します。出場部隊をどう運用するか?様々な部隊を運用し、それぞれの部隊に適した活動を決定します。

災害状況報告

 現場到着し、指揮本部を設置します。災害状況を把握するため情報員は積極的に情報収集を行い、通信員は指令センターと交信し、災害状況を報告します。

 指揮本部長は知り得た情報をもとに、各部隊の小隊長に活動内容を下命します。災害状況は、刻一刻と変化していきます。そのため、状況変化に応じて時機を失することなく、活動方針、指示、命令を変更する必要があります。

 

指揮板への書き込み

 要救助者情報、火災であれば延焼状況、活動時における危険情報等を収集後は、それぞれの情報を明確、一元化し明示するため、指揮板と呼ばれる情報収集紙に書き込んでいきます。

 

指揮板記載

指揮板に記載する内容は、建物構造、出火箇所、延焼状況、そして現在の各部隊の活動状況等です。これにより、今どこの部隊がどこにいて、何をしているのか?活動危険箇所はどこにあるのか?すべての部隊に周知することで、効率的な部隊活動、そして現場の安全管理ができます。

指揮板記載終了

指揮板を統括しているのは通信員です。通信員は現場状況、活動状況を指令センターに報告します。指令センターは、現場状況を把握し、もし応援部隊が必要であれば、迅速に第2出場指令をかけます。

指揮活動中

 指揮隊3名はそれぞれ役目が違いますが、互いに協力し合い、1つの災害に対して被害を最小に食い止めるために全力を尽くします。

 また、災害を最小に防ぐだけではなく、活動している隊員の安全管理、体調管理にも留意しながら、出場から帰署まで気を抜くことなく、活動しなければなりません。

現場安全管理

 人は、突然予期せぬ事態に遭遇したとき一般的に冷静さを失います。興奮したり気が動転して、普段では考えられないような行動をしてしまうことがあります。

 一般人では許される場面でも、消防職員は異常な環境下で活動することを任務としているため、一般人と同じように興奮したり狼狽したりすることは許されません。

 部隊活動の要である指揮者が冷静さを失った場合、任務遂行できないばかりか、自己隊員を危険に陥れることになりかねません。

 指揮隊はどんな過酷で熾烈を極める現場でも、冷静沈着で士気旺盛な指揮をとるために日々、訓練に励んでいます。

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