子宮頸がん予防ワクチン

更新日:2023年06月07日

子宮頸がん予防ワクチン接種の経緯

子宮頸がん予防ワクチンは、接種後の痛みや多様な症状の報告が相次いだことから、厚生労働省の通知に基づき、積極的な勧奨を差し控えていました。この度、令和3年11月26日付けで同通知が廃止されたことに伴い、積極的な接種勧奨を再開することが決定しました。

また、国の検討部会において、このワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。

このことにより、子宮頸がん予防ワクチン定期接種の実施と、積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃したかた(キャッチアップ対象者)に対して、一定期間、定期接種の機会を設けることとしました。

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、子宮の頸部(入り口部分)にできるがんです。すべての年代の女性がかかる可能性がありますが、近年20~30歳代で増加しているのが特徴です。

子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで生じることがわかっています。ヒトパピローマウイルス(HPV)は広くまん延しているウイルスであり、女性のほとんどが、一生に一度は感染すると報告されています。感染しても多くの場合は自然に排除されますが、感染が続くとその一部が前がん病変となり、さらにその一部が悪化してがんになります。

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

ワクチンの種類

子宮頸がん予防ワクチンは、「サーバリックス」と「ガーダシル」及び「シルガード9」の3種類があります。  

子宮頸がん予防ワクチンの種類
  サーバリックス ガーダシル シルガード
接種回数 3回 3回

2回
(1回目の接種を15歳未満で開始する場合)

3回
(1回目の接種を15歳を迎えてから開始する場合)
方法 筋肉注射 筋肉注射 筋肉注射
標準的な接種スケジュール 初回接種日から数えて、おおむね 1か月後と6か月後に追加接種 初回接種日から数えて、おおむね 2か月後と6か月後に追加接種

初回接種日から数えて、おおむね6か月後に追加接種

初回接種日から数えて、おおむね2か月後と6か月後に追加接種

対象者

定期接種対象者

【対象】

小学6年生~高校1年相当の女子

【接種期限】

16歳の誕生日を迎える年度の終わり(3月31日)まで

キャッチアップ対象者

【対象】

子宮頸がん予防ワクチン未完了のかたで、以下のかた

〇令和4年度対象者 平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女子

〇令和5年度対象者 平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女子

【接種期限】

令和4年4月1日より3年間(令和7年3月31日まで)

なお、対象のかたには令和4年4月に予診票等をお送りしました。

費用

無料

接種場所

委託医療機関での個別接種です。 予約等が必要な場合がありますので、必ず事前にお問い合わせください。

持参するもの

・深谷市子宮頸がん予防ワクチン 予診票 ・母子健康手帳 ・深谷市民であることが確認できるもの(健康保険証など)

その他

接種の前には、必ず同封の説明書等をお読みください。検討する際や、希望する場合においては、以下のリーフレットを必ずお読みください。 なお、令和4年5月以降に深谷市に転入された対象のかたで、子宮頸がん予防ワクチン未完了のかたについては、申請により予診票を交付しますので、深谷市保健センターまでお越しください(郵送申請可)。 (内部リンクより、一覧を確認できます↓↓)

予防接種を受けるには、接種を受ける本人(16歳未満の場合はその保護者)の同意が必要です。同封の説明書等をよく読み、理解をしたうえで受けましょう。 厚生労働省の作成したリーフレットは、以下でも見ることができます。 ↓↓↓

定期予防接種に保護者以外のかたが同伴する場合

接種を受けるかたが未成年の場合は、原則保護者の同伴が必要です。 ただし、やむを得ない場合は、委任状の持参によりお子さんの普段の状態をよく熟知した人が同伴することでも接種が可能です。

子宮頸がん予防ワクチンを自費で接種したかたへ接種費用を助成します

こちらのリンクからご確認ください↓↓↓

中学生イラスト

厚生労働省では相談窓口を開設しています

   

もっと詳しく知りたいかたは

お問い合わせ先

保健センター
〒366-0823
埼玉県深谷市本住町17-1
電話:048-575-1101
ファクス:048-574-6668

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