コンテナガーデン教室

更新日:2023年03月27日

 2020年3月24日(火曜日)、星野学先生を講師にお迎えして、ガーデニング教室「コンテナガーデン教室」が行われました。9人の方に参加していただきました。 時おり雪も舞う風のある寒い日でしたが、和気あいあいとしたいい教室となりました。星野先生の該博なお花の知識にはいつもながら感激です。先生に用意していただいた沢山のお花と、直径30cmの鉢を使い春の花の寄せ植えを作りました。 写真にも見られるとおり、新型コロナウイルス感染対策のため、先生や受講者の皆さんにはマスクをつけていただき、換気も良くして教室を実施しました。

星野先生

今回使ったお花

一年草

ラミュウムとセラスチューム

(左)ラミュウム とても強い性質で、ちょっとちぎって地面に放り投げておくだけでじき定着します。ピンクの花が咲きます。 (右)セラスチューム 花が咲くと立ち上がります。蒸れに弱い性質です。

ローダンセマム

ローダンセマム 寒さに強い性質です。4月~5月が花期ですが、今年(2020年)は暖冬の影響か早めに咲いたとのこと

オステオスペルマム

オステオスペルマム こちらは寒さに弱い性質。前のローダンセマムもそうですが、名前に「~マム」がつくのは菊の仲間の花です。確かに菊を思わせるはっきりとした花ですね。  

シレネスパニッシュフラメンコ

シレネスパニッシュフラメンコ なんだか情熱的な名前ですね。日本では「フクロナデシコ」と呼ばれることも。春と秋の2回咲きます。とても華やかで際立つ色ですが、星野先生いわく、中央に入っている白いポイント(この写真ではわかりづらいですが)が花全体を目立たせている大きな要素なのだとか。最近玄関先に植えている方も多いそうです。

アルメリアとオーニソガラムとコンボルブルス

(左)コンボルブルス 地面を這って成長する性質です。シルバーの色のものは成長するにつれ立ち上がります。ヒルガオの仲間なので朝は閉じています。 (中、丸く白い花)オーニソガラム (これは一年草ではなく球根です)切花の品種です。花を長く保つ性質で、1ヶ月ほど咲くそうです。一つの球根から小さな芽が複数出て花が咲きます。 (右)アルメリア 3月~5月に咲きます。

コンボルブルスとアネモネシルベストリス

(右)コンボルブルス (左)アネモネシルベストリス (一年草ではなく球根です)キンポウゲ科。山に咲くアネモネです。花は小さいが丈は長くなります。

原種チューリップ

原種チューリップ あまり見かけませんが、これが「原種」になるそうです。もちろん球根から咲きます。

ムスカリ

ムスカリ 上の部分が枯れたら掘り上げた方がいいとのこと。寒さを越さないと花が咲きません。

ボロニアとライスフラワー

(左)ライスフラワー 名前の通り、米粒のような花が咲きます。ドライフラワーになります。最近はハーバリウムの素材としても使われています。 (右)ボロニア 四弁の花が咲きます。良い香りを放ちます。

多年草

ワスレナグサ

ワスレナグサ 卒業式の時期に咲くのでこのような名前があるのだとか。毎年花を咲かせます。

玉咲きクローバー

玉咲きクローバー 卵のような丸い花が咲きます。地を這って伸びるタイプです。

リビングストンデージー

リビングストンデージー 今回のお花の中では一番派手な見た目です。マツバギクの仲間です。

ネメシアとアスペルラ

(左の黄色い花)ネメシア 花が大きいのが特徴 (右の細かい葉の草)アスペルラ 玉車葉草とも言います。野生種で放っておいても勝手に生えてきます。

ネモフィラ

ネモフィラ ご存知ひたち海浜公園に群生して咲くあの花です。本来は写真のように地を這って成長する性質です。

コロニラとアゴニス

(左)アゴニス (右)コロニラ 花だけでなく葉物も使用することで寄せ植えにアクセントが生まれます。 今回は以上の草花の中から6種類を選んで寄せ植えを作りました。ただ、本来30cm鉢だと、花を1つ入れるだけで十分全体に広がるそうです。(それでは寄せ植え教室にならないので今回は多数入れました。)

教室の様子

小人数の教室だったので、皆さん星野先生の懇切丁寧な指導をたっぷり受けられたようです。星野先生の教室のリピーターの方もいらっしゃったようで、「またお会いしましたね」という場面も見られました。花がつなぐ人と人との縁は見ているだけで温かいものを感じますね。

教室の様子
花選び

花選び

教室の様子
教室の様子

作品講評の時間

皆さんの完成作を手に星野先生が話された内容から一部ご紹介します。 興味を持たれた方はぜひ実際の教室にご参加ください!

講評の時間

色の組合せについて

自分の好きな色(の花)で組めば間違いなし。色はだんだん減らしていくと統一感が生まれます。いつも同じ色の組合せになってしまう人は、最初に選ぶ色をいつもと違うものにすると全体の印象も変わるかもしれません。ただし途中から変えてみたいと思っても上手くいかないと思います。  

根は崩す?

根を崩すのはよくありません。根を切るのであれば、それに比例して上の咲く部分も切らないと花が枯れます。新しい根が出るまで1週間から10日はかかります。  

植えた後が肝心!

寄せ植えは花を植えて終りではありません。1週間2週間と時間の経過につれて植えた当座のバランスが崩れていきます。植えたその日に写真を撮り、日々見比べていくと変化がよくわかるでしょう。  

花選びは人それぞれ

今回は様々な花の中から5種類を選びました。全て違う種類を選んでもかまいませんが、同じ種類で違う色の花を取り入れてみると統一感が生まれます。みな違うものを選ぶと色や形が様々になりにぎやかな寄せ植えになります。葉物も使うと面白いです。葉物は後ろに置くと引き立ちます。  

水やりのコツ

水やりは鉢の中の土とポットの土を馴染ませるため最初は2、3回行います。水やりを毎日きちんと行うと、花は根を張らなくても水が与えられるものと判断するので、植えたときの形のまま成長しません。あまり几帳面に給水しない方がかえって根を張りよく育ちます。

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