ハンギングバスケット教室

更新日:2023年03月27日

例年より遅めに満開を迎えた桜の花に、春の雪が白い衣装をまとわせた2019年4月10日(水曜日)、平田江美子先生と中島奈美先生を講師にお迎えして、「ハンギングバスケット教室」が開かれました。 今回使った花は以下の通りです。   1、ペチュニア 白 2、ペチュニア ピンク 3、ブラキカム チェリッシュ ピンク 4、ペチュニア ワイン 5、オステオスペルマム グランドキャニオン 赤 6、オステオスペルマム グランドキャニオン オレンジ 7、ヘデラ (二枚目の写真参照)

平田講師と中島講師
花の名前

まずはバスケットにスポンジを入れていきます。バスケットは正面から見ると五本の指を広げたような形になっており、丁度指と指の間にあたる部分に内側からスポンジを配置してあげます。スポンジを貼る意味は、土をこぼさないため。まず下、三分の一をはがして中央から貼ります。この作業は素手で、なおかつ立ったまま行うのがやりやすいです。貼った面はべたつきが残るので、土をなめしてこれを取ります。スポンジには切れ目が入っているので、これに沿って切ってあげないと、植物が入りません。 この作業を終えると、次は植物を入れていく段階です。

スポンジを入れる

スポンジを入れる作業

スポンジに泥をなめす

スポンジに泥をなめす作業 最初に第一段階。 まず葉だけのヘデラを入れます。これから入れていくどの花にも施すことですが、ポットから出した後は割り箸で全体をほぐします。首元を押さえて回しながら、根を取り、土のついている部分を最小限に削り、バスケットに入れやすくするのです。ヘデラは苔がついている場合があるので苔は取ります。 次にペチュニアのピンクとワイン。ペチュニアはなめくじがいる場合があるので入れる前によくチェックします。黄色く変色している葉も取ります。 第一段階では以上三種を入れますが、どれも下向きに入れてあげます。 花を入れたら、土で覆います。

ヘデラをさす
ヘデラを差し込む参加者

ヘデラを差し込む作業

ペチュニアを差し込む参加者

ペチュニアを差し込む作業

ペチュニアを差し込む作業

ペチュニアを差し込む作業

講師と参加者

次は今回のメインとなる白のペチュニアです。一番目立つ花になります。 次に再びオステオスペルマムとブラキカム。ここまで入れてくると、バスケットの最上部に近くなってくるので、乾燥しやすくなります。そこで、根の部分を水苔でアーチ型に覆います。(写真)水苔は湿り気が保たれるので、乾燥防止と土の流出を留める目的があります。 これで第三段階が終わりました。

根を水苔で覆う
完成に近づく

完成間近です。 バスケットの八割方に花が収まったところで、最後の花入れです。 残ったペチュニアの白とワイン、及びオステオスペルマムになります。バランスが大事なので、差し込む前にいったん配置し、やや距離を置いて眺め直してみるのもポイントです。自分以外の人の視点やアドバイスも大事ですね。(下の写真参照) 配置後は再び株と株の間に土を入れます。   これで全ての花が入れ終わりました。 土を入れ終わったら、最後に水苔を乗せます。乾燥を防止するため、そして水がこぼれないように、苔にフタの役割を持たせます。苔は思い切って最上面が全て埋まるくらい一杯乗せてあげます。ただあまり厚すぎると水を吸わなくなるので要注意です。 苔が落下しないように、針金やピン、割り箸を差し込んで固定してあげると完璧です。

距離を置いて眺める
完成作

先生の作品です。空間から花があふれ出しているようで面白いですね。

完成後のお手入れについて

水は2リットルほどあげます。 注意点は、花と花の間からゆっくりとかけてあげることです。1リットルずつ分けて入れ、二回目の水には活力剤を混ぜてあげるといいでしょう。1リットルというと多い気もしますが、土が乾いているのでこれくらいの量は必要です、バスケットの下部から水がこぼれ落ちるくらいまで注ぎ込みます。そうでないと全体に浸透しません。 一度目の水は、根から剥がれ落ちた土が混入するので濁りますが、二度目の給水ではそうしたものが全て流出しているはずなので、流れ落ちる水はきれいになります。   花がらはマメに摘んであげます。根元からハサミを使って行いましょう。風が強くいい天気の時は、水苔がすぐ乾いてしまいます。また気温が20℃を越えるような日は水をあげましょう。

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