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コンテナガーデン教室

更新日:2019年3月29日

2019年3月27日(水曜日)、星野学先生を講師にお迎えして「コンテナガーデン教室」が開かれました。お住まいの群馬県片品村から、今日は2時間ほどかけて王国に来られたそうです。

 まずは今日の寄せ植え教室で使うお花の解説から。先生によると、最近では春の草花もあまり見かけなかったものが多くなってきているとか。また温室でいつでもあらゆる季節の花を栽培できるようになったため、わざわざ春に花屋に行くことも少なくなっているとのことです。

 春の花の大きな特徴としては、まず色が豊富なこと、そして匂いのある花が多いこと。今日素材として先生にお持ちいただいた花もそれぞれの芳香を放ち、教室は甘い香りに包まれました。

 解説の後、前に並べられた花々から一人五種類を選び、先生のアドバイスを受けながら、皆さんコンテナに植栽をしていきます。最後はおなじみの講評の時間。主に水のやり方や花の色合いと配置について再び先生の解説がありました。

星野学先生

講義風景

今日使う花の解説です。

花選び

花選びの時間です。構想が膨らみますね!

製作中
製作中

適宜先生のアドバイスを受けながら、和気あいあいとした教室となりました。

  • 製作風景
  • 製作中 講評

今回使った花について

花の名前

セラスチューム ナデシコの仲間です。(上の写真ではフレンチラベンダーの向こう側に隠れて見えなくなっています。下の写真の手前に写っているものです。)

 

フレンチラベンダー 耐寒性に弱い花です。群れにして育てても大丈夫とのこと。成長すると木のように大きくなります。苦土石灰をまいて世話をしてあげます。

 

シレネスパニッシュフラメンコ 日本ではフクロナデシコと言われる花です。長く保ち、秋にも花を咲かせます。野草のような佇まいで、砂利道にも咲く強い花です。

 

オステオスペルマム かつてはディモルフォセカと言われた花で、近年分類し直されたため名前が変わったとか。多年草だが咲く期間は短く、一気に咲いてなくなる花です。

 

宿根リナリア ヒメキンギョソウの仲間の花です。見た目は山野草のよう。葉だけの時は地上を這って伸びていきますが、花が咲く時には立ち上がります。一般的には華やかというよりは鈍い色が多く、紫やクリーム色がよく見られます。乾燥に強く、また交配しやすいという特徴を持っています。交配を進めるにつれ最後は薄い色になります。

セラスチューム

上の写真、一番手前に見える、少し背が低く白っぽい植物がセラスチュームです。

花の名前

宿根ネメシア 咲く期間が長く、毎年花をつけます。ただし寒い時熱い時は咲きません。バニラのような匂いを放ち、色がとても豊富になる花です。

 

アークトチス 新種のものは葉が大きいのが特徴です。暖かくなると葉の中から軸が伸びて大きくなります。葉の芯が青くなり、また花びらに光沢があるのもこの花の面白いところです。綿毛のような種ができます。

花の名前

リビングストンデージー サボテンの仲間です。葉は多肉。多肉と言えば水がいらないというイメージがありますが、この種類も花が咲くときは水を吸収するので、水をやらない多肉植物はいつまでも花が咲かないと先生から解説がありました。

 

ミニエスコルティア 花菱草と言われる花です。葉の先が赤くなるのが特徴です。このタイプの花は、葉で養分をとって花を咲かせるため、養分がカラになった部分が赤くなります。ただしこれを取ってしまうと新しく花を咲かせることができず枯れてしまうので、取らないことが大切とのこと。

星野先生発言録 ~講習中の話題から参考までに~

講評

 鉢と寄せ植えの関係

30cmの鉢(コンテナ)は、植栽した多年草は大体30cmまで育つものと想定して作られています。寄せ植えの場合は二つから三つ入れるのが理想的。鉢自体の色と花の色を合わせてあげるとなお素晴らしい。花や鉢の写真をあらかじめ撮ってから、それぞれを販売する店に行って選ぶのもいいですね。

 

 根をほぐすべきか

 根の先をほぐしたり取ってしまうのはあまり良くないのです。根の先はこれから成長していくので、それがなくなってしまうと結果的に花が咲かなくなります。根が傷つくと植物は自分で修復しようとしますが、それには1週間かかります。あまりにも根が巻いている時は崩すのもいいですが、その場合は比例して上(つまりこれから咲く部分)もとった方がいいでしょう。

 

 土と土がケンカする時

 寄せ植えする時の難点として、土の性質の違いがあります。ポットで育てられた時の土と、これから植える土ですね。苗の生産者の違いからこうしたことが生じうるのです。特にバラはこの点が難しい花として知られています。

 

 根っこが張らないのはなぜ?

 植栽したのに根が張らない理由には大きく二つあります。

 一つは土がだめなこと。特に苗として植わっていた土の方が、植栽先の土よりも居心地が良いと、ほぼ確実に根は張りません。また土が古い場合も同様です。

 もう一つは水のやりすぎ。なぜならいつも水が与えられる環境だと花は根を張らなくてもいいんだ、と考えてしまうから。植物はとても正直なのです。

 

 植物のストレス

花も育てられている環境によってストレスを感じることがあります。特に大きいシクラメンは温度差に弱く、午前と午後でも室内の温度が変わるとストレスを感じます。そういう時は黄色くなるからすぐわかります。とても難しい花です。

土の容量

植栽する時はどれくらい土を入れたらいいのか?大体鉢の10~15%です。30cm鉢なら10cmほど。鉢の内部に目安の線が入って販売されているものも多くあります。

良い土とは?

 何が良いのかを考え始めていけばキリがないのですが、一つ言えるのは、自分の管理のペースに合った土が良い土なのだということ。隣家のお庭の土が良さそうだから、同じものを買ってガーデニングを始めたとしても、そのお家の人とは水やりの時間やタイミングなど、管理の仕方が違っているかもしれない。扱う人の性格が違えば、土の性格も違ってしまうのです。客観的に土の良し悪しを言えば、水を吸ってギュッと固くなってしまう土は悪い土です。

 

色合いについて

今回は春らしくピンクの花(シレネスパニッシュフラメンコ)を多用した寄せ植えが多かったですが、寄せ植えの色合いについては悩みどころですね。例えば黄色と青はいい組合せです。白を入れてあげるとメリハリがつきます。とは言え白は際立つ色なので、白を除いてあげることで穏やかさが醸し出されることもあります。春らしい良い色と言えば赤の強さと黄の明るさがマッチしたオレンジがその一つですね。

実際色とは面白いもので、例えば遊園地や保育園といった子どもをメインにした場所は、建物や空間に色々な色彩を使って楽しい雰囲気を出すように考えられています。

反対に大人の多い場所は、使う色を絞り、静穏な雰囲気となるよう設えられています。寄せ植えでも同じことが言えそうです。

 

自分が好きな色なら平気

寄せ植えする時に、花の配色に自信がないという声をよく聞きます。しかし、基本的に自分が好きな色を多用して植えていけば、よほど変な組合せにはならないものです。私自身あまり見たことはありません。と言うことは、好きでもなく使った色でもない場合は、失敗する可能性が高くなるわけです。実は色には組み合わせのルールがあり、それに則れば確実にいい寄せ植えが出来上がるのですが、そうすると同じものばかり仕上がってしまうので、私の教室では教えていません。色は人によって見え方が違うとも言われているので、難しいところです。

 

水やりのコツ

水は花の周りからかけます。花の上に直接かけるのは禁物。特に毛の生える植物は水がかかるのはキライです。元々空中の水分をキャッチして成長するタイプであり、また水を介して伝染する病気もあります。気温は15℃を越えたら水やりをします。3月くらいの時期は2日から3日に一度くらいがいいでしょう。寄せ植えした花たちも根が張ると大きくなり、当然30cm鉢では狭くなってくるので、いくつか植え替えてもいいでしょう。

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